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F1 2019R5 スペインGP(1)~予選~

メルセデス1-2。
ボッタスがハミルトンに0.6秒以上の差を付けての圧倒的な速さを見せつけてのポールポジションを獲得。

フェラーリベッテルは0.8秒以上の差を付けられて3位。
しかもその差は、ほぼ低速コーナーの続く第3セクターの差。
1,2セクターではほとんど差はなく、むしろ1コーナー前のスピードトラップではフェラーリが速い。

つまりは、低速コーナーでの回頭性に優れるメルセデスと直線で速いフェラーリ、という図式が見えてくる。

確かにルクレールが初勝利を目前にしたバーレーンも、直線が多い、どちらかというとストップ・アンド・ゴーのサーキット。

今回のスペインは、言うまでもなく、オフシーズンテストでも使用される、様々なコーナーが存在するテクニカルサーキット。
そこそこ長いストレートがあるのもテスト向きとされる要因ではあるが、2017年のレギュレーション変更で大幅にダウンフォース量が増加してからは、ダウンフォース重視のコースになったと言えるだろう。

そのスペインGPの予選でメルセデスフェラーリにここまで差が着いたということは、フェラーリのマシンSF90はダウンフォース(特にフロントの)が不足しているということ。

フェラーリのフロントと言えば、開幕前に話題になったアウトウォッシュ対策をした特徴的なフロントウィングが思い出される。
そう、あのフロントウィングはやはりダウンフォース面でのデメリットが大きいのではないか。
同じウィングを使っているアルファロメオも、開幕前に予想されたほどの好成績を残せていない。

一方、アウトウォッシュ対策されていないウィングを使用するメルセデスの好調は言うまでもなく、懸念されたレッドブルフェラーリを追うだけの速さは見せられている。

つまりはフェラーリ型のフロントウィングは失敗作だったのではないかと。。。
そう思わせられてしまう、このスペインGPの予選でした。