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F1 2019R5 スペインGP(2)~決勝~

スタートではベッテルが好ダッシュ
1コーナーで3台が並ぶが、これがフェラーリの不運とハミルトンの幸運に。
挟まれたボッタスが後退するが、次の立ち上がりでベッテルが失速。フェルスタッペンにも抜かれてしまう。
ボッタスはポジションをキープ。
これで、ハミルトン、ボッタス、フェルスタッペン、ベッテルルクレールの順となる。
しかし、ベッテルは右フロントにフラットスポットを作ってしまっており、ペースが上がらない。

そしてここから相変わらずのフェラーリの謎戦略。
フラットスポットでベッテルのペースが上がらないのであれば、さっさとルクレールを先行させれば良いのだが、一向にそのような気配はない。
ペースが上がらないベッテルは早くタイヤを交換したいようで、再三の無線が入るが、ピットアウト後に中段グループの混戦箇所に入ってしまうことから、ピットインの許可が出ない。
12周目になって、ようやくチームオーダーが出てルクレールが前に出る。。
ベッテルは19周目にピットイン。全くもって意味不明な動きだ。
しかも、ピット作業にもミスがあり、数秒のロス。
尚、ここでベッテルはミディアムタイヤに交換している。

このベッテルをフォローするためにレッドブルのフェルスタッペンもピットイン。
フェルスタッペンはソフトタイヤに交換し、自ずと2ストップ戦略であることが明らかになる。

そして再びフェラーリの謎戦略第2弾。
25周目に1ストップを行いハードタイヤに交換したルクレールが前で、2ストップのベッテルがその後ろ。
更にその後ろにはレッドブルのガスリーが10秒ほどで控えている。
当然ベッテルはここから飛ばして、ガスリーとの差を広げることはもちろん、ルクレールとも1ストップ分の差を作らなければならない。
しかし、チームオーダーは出ず。
35周目に入りようやくピットからの無線が入り順位を入れ替える。
その直後の40周目にベッテルは2度目のピットインを行い、再び新品のミディアムタイヤに交換している。

45周目、レーシングポイントのランス・ストロールマクラーレンのランド・ノリスが接触してクラッシュ、セーフティーカーが入る。
ここでハミルトンとルクレールがピットイン。
上位陣ではボッタスとフェルスタッペンは既に2回目のピットを終えており、順位に変動はない。
ルクレールはハードタイヤ交換のメリットを全く出すことなく終わった。

再スタート時の順位は、ハミルトン、ボッタス、フェルスタッペン、ベッテルルクレール、ガスリーで、このままレースフィニッシュとなった。

メルセデスは圧倒的な強さを見せて、開幕5連続1-2フィニッシュ。
フェルスタッペンは開幕戦以来の表彰台。
開幕前テストのフェラーリの速さは全く影を潜めてしまった。

中段勢では、7位にハースのマグヌッセン、8位にマクラーレンサインツ、9位にトロロッソのクビアト、10位にハースのグロージャン
11位にはトロロッソのアルボンがグロージャンと0.8秒差で入っており、ホンダは4台同時入賞を逃した。