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F1 2019R6 モナコGP(1)~予選~

またしてもメルセデス1-2。

Q3の最終アタックはボッタスがトラフィックにハマった一方、これまでボッタスに先行を許していたハミルトンが渾身のアタックで逆転ポール。
無線でも喜びの雄叫びを上げ、マシンを降りると興奮に任せてコースサイドのフェンスにジャンプしてよじ登った。

メルセデスのアドバイザーを務めたニキ・ラウダが今週初めの5月20日に死去。
メルセデス移籍後、ドイツメーカーのチーム、ドイツ人のチームメイトという中で、どうしてもロズベルグ寄りになりがちなチームを、歯に衣着せぬ発言でバランスを取っていたのがラウダだった。
そのラウダの弔い合戦ともなるこのモナコGPでスーパーラップを決めた。

フェラーリはまたしても大失態。
Q1でルクレールを2回目のアタックに出さなかったところ、カットオフタイムが予想以上に上がり、ルクレールは16位になってしまった。
Q1で15位のヒュルケンベルグとは0.052秒差。
タイヤを1セット節約するためと言っているようだが、今回フェラーリは持込13セットのうち、11セットをソフト、ミディアムとハードを1セットずつと、持ち込める限りのソフトタイヤを持ち込んでおり、ここで節約する意味が全く見当たらない。

一方のベッテルも結果的には4位というまずまずのポジションとなったが、内容は散々。
まずFP3の1コーナーでクラッシュ。
十分な周回をできなかった上、マシンの左フロントセクションを破損(予選までには修復)。
Q1では、1回目のアタックでガードレールに軽く接触してしまう。
クルマに問題は無く、2度目のアタックでトップタイムを出したため問題には至らなかったが、Q3でも最終アタックで再びガードレールに接触
タイムを更新できず4位に終わった。

レッドブル・ホンダのフェルスタッペンも、二度目のアタックはタイヤを温められず、タイム更新ならず。
結局初回のタイムが有効となり、予選3位。
チームメイトのガスリーも5位となった。
尚、そのガスリーにタイムアタックを妨害されたハースのグロージャンは最終アタックを行えず13位止まり。チームメイトのマグヌッセンは6位なのでかなりお怒りの模様。
ガスリーはこの件で3グリッド降格となり、決勝は8番グリッドからのスタートとなる。

トロロッソ・ホンダのクビアトが8位、アルボンが10位となり、ホンダエンジン搭載車全車がTop10に入った。