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日々思うことをつらつらと書き綴る場所です。

SUPER FORMULA 2019 R3 SUGO (予選)

Q3の出来事

一番盛り上がるQ3で急な降雨。
雨脚はそれほど強くなく、各車慎重に路面の状況、雨脚の強さを確認しながらの7分間のタイムアタック
残り3分ほどを残したところで山本尚貴が一足早くタイムアタックに入り1'04.532の好タイム。
しかしQ2では1'03秒台のコースレコードを出しているので、これでもまだ若干抑え気味のタイム。

そしてその直後にアレックス・パロウがSPコーナーでクラッシュ。
その数秒後には同じナカジマレーシングの牧野任祐もクラッシュ。
残り1分20秒ほどを残して赤旗中断。
この時間を延長しての再開も考えられたが、ここで予選終了のアナウンス。

これで山本のポールポジションが確定。
赤旗の原因となったパロウは1'08.251で2位。
以下、3位に野尻智紀、4位ルーカス・アウアー、5位塚越広大、6位小林可夢偉、7位福住仁嶺、8位牧野任祐。
※後にパロウのタイムは抹消となった。

何故予選終了となったのか

予選終了後のインタビューでもポールを獲った山本が疑問を呈していたように、何故あの状態で予選が終わってしまったのかは疑問が残る。
残り時間は1分強で、もちろんそのまま再開したところで、各車はウォームアップだけで1分半ほどかかってしまうので、アタックラップには入れないまま終了していたでしょう。
しかし、残り3分から再開というようなことはこれまでにも前例があり、現場の判断で可能だったはず。

考え得る尤もな理由としては、パロウと牧野が立て続けにクラッシュし、クラッシュバリアの修復に時間を要するので、、、といったところか。
実際、牧野のクラッシュは、パロウのクラッシュで、スポンジバリアが少なくなったところに突っ込んでいったので(一部ガードレールむき出し)、当り方によっては大きな事故になっていたかもしれない。
とはいえ、、予選終了が14時半頃だったはずなので、まだ修復時間が読めないといった理由なら、もう少し待っても良かったのではないだろうか。

天候対策

近年、この手の天候不順による問題が増えていると思う。
ぱっと思い出せるだけで2017年の最終戦鈴鹿、2018年、2019年のオートポリス
2016年も岡山では決勝レースが雨で赤旗終了。2018年の岡山もかなりの雨量の中7戦中2戦のキャンセルは避けたいとの思いからかの強行(結果的にはやって良かったと思っていますが)。

雨の多い日本なので、どうしても雨絡みが多いのは致し方が無い部分もあるが、そろそろ雨による影響を事前に考慮した運営ができても良いのでは無いだろうか。
規則として、雨による順延はX時間までとか、予選残り時間2分以内での赤旗はセッション終了、と明確に規則にあれば、チーム側もそれを想定して早めにアタックに出るとか、リスクを負って引っ張ったけど赤旗出てしまったのでしょうがない、という落ち着き方になると思うのですが。

あとは諸処の事情がある中、調整して頂いているとは思うのですが、レースの開催時期。
日本の気候上、どうしても6月~7月は雨が多いですし、8月~9月は台風シーズン。
今年のスケジュールも4月から10月までの7ヶ月間、まんべんなく1ヶ月1レースで調整されているのだと思いますが。
更に山中で天候の不安定になりがちな富士、オートポリス、岡山はこのシーズン外せないのでしょうか。
一方、天候の安定している4月、10月は、月に2レースあっても良い気がするのですが。
梅雨と台風の合間の8月も暑いながら天候は安定するので、やはりSUGOラウンドは8月が良いのではと思ってみたり(昔は7月最終週~8月1週目だった)。