F1【レッドブル】ピエール・ガスリー、シート喪失!アルボンが昇格!
好レースだったドイツGP、ハンガリーGPのレポを書く前にまさかのニュース。
シーズン半ばを過ぎて夏休みに入ったところでこのニュース。
まさかの、とは言いつつも、これまでの成績を思えば致し方が無い展開でもあるのですが。
motorsport.com側の記事によれば、
「チームのリリースによれば、今回の人事は、来季フェルスタッペンのドライバーとして誰が相応しいのかを決定するために、アルボンのパフォーマンスを評価するのが目標だという。」
ということでもあるそうなので、ガスリー、クビアト、そしてアルボンを乗せてみて、来年のフェルスタッペンのチームメイトは、3人の中から総合的に判断しようということなのでしょう。
一時期は人余りで、フェルスタッペンやカルロス・サインツJr.の処遇に悩むほどだったレッドブルの育成プログラムだったのに、あっという間の人材不足。
あの時、フェルスタッペンの昇格後、トロロッソでも成績の上がらなかったクビアトを降格させるに止まらず、レッドブルグループからも追い出してしまったのがケチのつき始めでしたね。
こういう冷たい処遇をすると、人が次々と離れていくのが組織のあるあるパターン。東西・和洋関わらずですね。
ダニエル・リカルドがルノーへ移籍、サインツも同郷アロンソのつてでマクラーレンへ移籍。
次の昇格候補だったダニエル・ティクトゥムは(恐らく慢心からくる?)成績不振。
そういう意味でも、あくまでもガスリーとアルボンの入替え、というのも妥当なところ。
そもそもガスリーを解雇したところで、代わりにトロロッソに乗せるドライバーを探すのも一苦労ですからね。そうでもなければクビアトがトロロッソに乗っていることも無かったはずなので。
とはいえ、降格させられたガスリーがどれほどモチベーションを維持できるのかは気になるところです。
以前、クビアトがトロロッソに降格させられた時は、完全にモチベーションが下がりきっていて、チームメイトのサインツに全く相手にならず、シーズン途中でガスリーに交替させられてしまったわけなので。
一方、メルセデスはオコンのシート探しに悩み、ラッセルの処遇にも悩んでいるうらやましい悩みを抱えている状態。
どのチームも、人事というモノはなかなか思い通りにはいかないものです。
厳しいと言われるレッドブル育成が、この苦境の中から新たに有力なドライバーを生み出せるのか興味深いところです。